対応症状


対応症状一覧

打撲・挫傷

打撲・挫傷


衝突や転倒などの強い衝撃によって筋肉や血管が損傷することを打撲(うちみ)といいます。
挫傷(筋挫傷)とは、筋肉や腱(筋肉と骨をつなぐ組織)が衝撃や無理に伸ばされることによって起こるケガであり、軽度のものから筋肉が断裂する重度のものまで症状は様々です。いわゆる「肉離れ」「筋違い」はこれに相当します。
いずれの場合もRICE処置(Rest:安静、Icing:冷却、Compression:圧迫、Elevation:挙上)を始めとして、初期に適切な処置をすることで早期の回復が見込めます。重度の打撲・挫傷は、コンパートメント症候群、異所性骨化、骨化性筋炎などといった合併症を伴う危険性があるため、放置せず整骨院や整形外科にかかりましょう。

捻挫

捻挫


捻挫とは、関節内の腱や靭帯(骨と骨をつなぐ組織)や関節包(関節を覆う組織)がスポーツや転倒などにより損傷して起こるケガです。「突き指」は捻挫に含まれます。
靭帯損傷の程度により、1度~3度の3つのレベルに分けられます。重度のものでは靭帯が断裂したり、靭帯に引っ張られて骨の一部が剥がれる剥離骨折にもなります。
捻挫も初期のRICE処置(Rest:安静、Icing:冷却、Compression:圧迫、Elevation:挙上)、適切な固定が重要になります。初期に適切な固定ができていなければ、関節内の靭帯が伸びて緩くなり、足首の関節が不安定になることがありますので、整骨院や整形外科にかかりましょう。

脱臼

脱臼


脱臼とは、関節が外れた状態になり、それに伴い腱・靭帯・関節包などの組織が損傷されて起こるケガです。骨折を伴う場合もあります。スボーツ選手や肉体労働者の方に多く、肩・指・肘・顎などに発生します。
整骨院では、衝撃や外力によって関節に無理な動きが強制されて起こる「外傷性脱臼」を主に扱っています。脱臼後は速やかに出血や骨折の有無などの状態を確認し、RICE処置(Rest:安静、Icing:冷却、Compression:圧迫、Elevation:挙上)を始めとして整復や固定をしなければいけませんので、整骨院や整形外科にかかりましょう。
※応急処置を除き医師の同意が必要です。

骨折

骨折


骨折とは、骨が持つ強度以上の外力が加わって、ヒビが入ったり、折れたり砕けたりした状態のことです。気づかないくらいの小さなヒビから命に関わる重症のものまで様々な種類があります。 いずれにしても、早期回復のためにはRICE処置(Rest:安静、Icing:冷却、Compression:圧迫、Elevation:挙上)を始めとして初期の適切な処置と整復・固定が重要となりますので、骨折が疑われる場合は速やかに整骨院や整形外科にかかりましょう。
※応急処置を除き医師の同意が必要です。

頭痛

頭痛


頭痛には、一次性頭痛(頭痛持ちの頭痛)と二次性頭痛(脳などの病気で起こる頭痛)があり、一次性頭痛には主に「片頭痛」と「緊張性頭痛」の2つがあります。
「片頭痛」は何らかの原因で脳内の血管が急に拡張されて神経を刺激し、その刺激で炎症物質が発生して痛みを引き起こします。脈打つように痛み、吐き気を伴ったりし、頭の両側に起こることもある発作性の頭痛です。
「緊張性頭痛」とは、同じ姿勢の維持や長時間のパソコン・スマホの使用などによって目の疲れやだるさとともに起こる、後頭部から首筋を中心に頭全体が締めつけられるように痛む頭痛です。 当院では、どのような頭痛なのかを鑑別し、症状に合った施術を行ってまいります。

寝違い・筋違い

寝違い・筋違い


寝違い・筋違いとは、筋肉や関節包・靭帯に炎症が起こって動作時に痛みを出している状態で、寝違いは主に首に、筋違いはその他の部位に起こるものです。睡眠中に硬くなった身体を起床時に動かした際に発生することが多いです。強い痛みやしびれを伴う場合は頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症の可能性もありますので鑑別が必要です。
当院では、単なる筋肉の炎症かどうかを鑑別した上で適切な施術を行ってまいります。

肩こり

肩こり


現代病とも言える肩こりは、首から肩・背中にかけての筋肉の張りや痛みが続く症状で、悪化すると頭痛や吐き気を伴います。近頃は筋肉の表面を覆う筋膜の癒着などによって起こるとも言われています。長時間の同じ姿勢での作業、姿勢の悪さ、運動不足、精神的なストレス、冷えなどが原因になります。
肩こりは筋肉・筋膜によるものだけでなく、変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、高血圧、狭心症、うつ病など、様々な病気などによっても起こりますので、何から起こっている肩こりかを鑑別する必要があります。
当院では、どのような肩こりなのかを鑑別した上で、適切な施術を行ってまいります。

四十肩・五十肩

四十肩・五十肩


四十肩・五十肩は俗称であり、正式な病名ではありません。整形外科では「肩関節周囲炎」という病名にまとめられます。
肩関節の内外にある関節包や筋肉・腱・靭帯などに炎症が起こり、腕が上がらないとか衣服の着脱が難しくなるというような関節の可動域制限につながります。その程度は人により様々です。数ヶ月までで回復される方もいれば1~2年以上も痛む方もいらっしゃいます。
当院では、患者様ひとりひとりの症状の状態に応じて手技・運動療法を中心に適切な施術を行ってまいります。

腰痛(ぎっくり腰を含む)

腰痛(ぎっくり腰を含む)


腰痛は、原因の明確な「特異性腰痛」(全体の15%ほど)と原因不明の「非特異性腰痛」(全体の85%ほど)に分けられます。
「特異性腰痛」は椎間板ヘルニア・脊柱菅狭窄症・脊柱圧迫骨折・感染性脊椎炎・がん・内臓疾患などが原因であり、まずは医療機関を受診しましょう。
「非特異性腰痛」は、筋・筋膜性腰痛、椎間板性腰痛、椎間関節性腰痛、仙腸関節性腰痛、心因性腰痛などがあります。ぎっくり腰は「非特異性腰痛」に含まれます。
当院では、「非特異性腰痛」に対して原因を探しながら各患者様に合った施術方法を考えていきます。

膝の痛み

膝の痛み


膝の痛みには、変形性膝関節症・半月板損傷・その他組織の損傷などがあります。その内比較的若年層に多いものが、スポーツによる半月板損傷や筋肉・靭帯の損傷であり、高齢者に多いものが変形性膝関節症です。いずれにしても膝内部の衝撃を吸収する軟骨組織が傷つき、骨の表面にある神経やその他組織に炎症が起こり、痛みを引き起こします。
当院では、変形性膝関節症であれば主に手技や運動療法によって痛みの軽減を、その他損傷であれば主に手技や固定により治癒を目指します。

スポーツ障害

スポーツ障害


スポーツ障害とは、運動によって過度の負担が繰り返されて蓄積され、負担のかかる部位が損傷し、慢性的な痛みを起こしたものです。スポーツをする方々に発生することが多いです。特に成長期である中高生の場合、まだ骨や関節が構造的に弱く、オーバーワークに十分に注意しなければいけません。
代表的なものを部位別に挙げます。
肩→野球肩、水泳肩
肘→野球肘(離断性骨軟骨炎)、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)
腰→腰椎すべり症・分離症
膝→オスグッド・シュラッター病、ジャンパー膝、ランナー膝、分裂膝蓋骨、腸脛靭帯炎、鵞足炎
足→疲労骨折(中足骨・脛骨)、シンスプリント、アキレス腱炎
当院では、手技や固定により症状の改善をはかり、再発防止のための指導を行ってまいります。

神経痛

神経痛


神経痛とは、脳・脊髄(中枢神経)から全身に張り巡らされている末梢神経の内の感覚神経が何らかの原因で刺激を受け、末梢神経の経路に沿って生じる痛みのことを指します。
神経痛は大きく2つに分けられ、原因の明確なものを「症候性神経痛」と言いますが、一般的に言う神経痛はさらにその中の坐骨神経痛・肋間神経痛・三叉神経痛の3つです。
坐骨神経痛→お尻からふくらはぎにかけて後面に痛みやしびれが出ます。原因のほとんどが腰椎椎間板ヘルニアですが、変形性腰椎症や腰部脊柱管狭窄症が原因の場合もあります。
肋間神経痛→背中から胸にかけて痛みやしびれが出ます。身体の歪みや頚椎椎間板ヘルニア、事故による骨折、ウイルス感染、骨粗鬆症、内臓疾患などが原因になります。
三叉神経痛→顔面に痛みやしびれが出ます。顔面の感覚を脳に伝える三叉神経が周囲の血管に刺激されて起こると考えられますが、原因不明のこともあります。脳腫瘍や自律神経の乱れが関係するとも言われています。
当院では、手技により神経痛にアプローチし、症状の軽減を目指します。

自律神経失調症

自律神経失調症


自律神経とは、血圧や心拍数を自動的(自律的)に調整するもので、全身に分布しています。自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ、交感神経は身体や脳を働かせる興奮作用、副交感神経は身体や脳を休ませて回復させる鎮静作用を担い、互いにバランスを取っています。ストレスが溜まるとそのバランスが崩れ、多様な症状を引き起こします。その症状が自律神経失調症です。交感神経が興奮して働きがちになるのが自律神経失調症の特徴です。
自律神経失調症には大きく分けて身体に起こる症状と心に起こる症状の2つがあります。身体の症状は全身に及びます。自律神経は全身の器官に分布し、コントロールしているため、バランスが崩れると全身に症状が出てしまいます。その程度は人によって変わります。一方心の症状も多岐にわたります。感情的症状や不安感、ネガティブ思考、無気力、集中力低下などがあり、身体の症状と同じく程度は人によって様々です。
当院では。主に手技によって交感神経の興奮を抑え、副交感神経優位の状態に導くように致します。